来年(2016年)の仕事用の手帳として能率手帳ゴールドを購入しましたが、今度は手帳用の万年筆をどうするかという悩みが舞い込んできましたので、今の時点で自分の考えをまとめておこうと思います。

以前更新した記事でパイロットのカスタムヘリテイジ92が気になると書きましたけど、今は透明軸よりも別のもの、いわゆる王道の万年筆に惹かれています。

そもそも万年筆がいいのか

まずはこの問題。大体の人は手帳に書き込む際に使うのはボールペンだと思います。一色のみで無骨に書く方もいれば、多色ペンで色分けして使う方もいるでしょう。もちろん実用性からするとそれのほうが効率的だし絶対にいいってことは理解してます。私も以前は消せるのが思いの外よくてフリクションを使っていました。仕事は青で、プライベートは赤、感情は緑、その他は黒という感じで。そうすると後から見返したときに見やすい。予定が変われば消して書きなおせば綺麗に残せる。いいことづくめですね。さらにその前はLAMY2000の4色ペンを使っていました。これは見た目が格好良くて気に入っていました。でも、個人的にはやっぱり万年筆を使いたい。なぜなら使っていて気持ちいいから。それに尽きます。

インクが切れて洗浄して乾燥してインクを入れなおす、面倒ですがこの工程も含めて万年筆が好きなんです。新しいインクを入れて新しい紙面にペン先を置く時の感覚、ペンを動かすとスラっと書ける感覚、紙に載ったインクが乾いていく様など、万年筆の全てが魅力的なんです。万年筆というとどうしても堅いイメージがありますが、最近はkakunoなどのカジュアルな万年筆が台頭し、誰でも気軽に万年筆を使える時代になりましたので、昔ほど「え?万年筆?」みたいな感じにはならないと思います。別に人目を気にしているわけではないのですが、やっぱり普段から万年筆を使っていると少なからず「それって万年筆ですか?」的な目線がなきにしもあらずで、若干困る場合もありました。でも、いいんです。もういい歳なのでそんなものは気にしません。自分が使っていて気持ちのいいものを使うんです。

なぜ新調する必要があるのか

次に、わざわざ新しい万年筆を買わなくても、今使っている万年筆をそのまま使えばいいのでは?という疑問にお答えします。この答えも簡単です。

欲しいからw

それだけです。単純明快です。要は「だって欲しいから仕方ないでしょ、でもちょうど手帳用の万年筆を探していたのよ、だからいいでしょ」という奥さんへの言い訳ですww

いや、もちろんそれ以外にも理由はあります。先日インク沼に陥りそうという記事を書きましたが、その中で紹介した没食子インクを使ってみたいという欲求を満たすために金ペンを買うんです。それに、今使っているペリカンのM205はFニブにもかかわらず全然細字じゃありません(当社比)。やっぱり手帳用なので国内メーカーのFもしくはEFが使いたいんです。そうすると新調しか選択肢はないわけですねwあんまり大層な理由ではないですが、こんなもんでしょう。

どんな万年筆がいいのか

それでは、どんな万年筆なら私の今の欲求を満たしてくれるのか、この点について考察しましょう。条件としては、

  • 金ペン
  • 10,000円前後
  • 黒軸に金のアクセント

大きく分けるとこの3つですかね。金ペンは絶対条件。没食子インクを鉄ペンで使うと錆びやすいようなので、それは避けたい。価格は私が出せる範囲内で。外観は能率手帳ゴールドに合わせて黒軸にゴールドがいい感じ。ということで候補は以下。

候補その1

PILOT CUSTOM74

まずはパイロットのカスタム74です。

金ペン、価格、外観は条件通りです。難点は丸玉クリップ(これ正式にはなんて呼べばいいんでしょうかね)。好みが分かれるところですが、私はあまり好きになれません。

候補その2

セーラー万年筆 プロフィットスタンダード

これも条件にはピッタリです。難点はやや価格が高いことかな。

候補その3

プラチナ万年筆 #3776センチュリー ブラックインブラック

今のところ、これが第一候補かな。金ペン+価格+外観は条件通りで、さらにプラチナにしかないのが「スリップシール機構」というインクが乾きにくい機構。他のモデルとはひと味違うぞ感が購入欲をそそります。

最後に

いかがでしたでしょうか。金ペンのデビュー戦になるので、定番中の定番の中から選びたいと思います。Amazonなら8,000円前後で買えるようですが、ニブがFでいいのかEFじゃないとダメなのか、その辺も確かめたいと思いますのでやっぱり店頭で試し書きをしないとですね。それにしてもInstagramの「能率手帳」とか「能率手帳ゴールド」タグを見ているとニヤニヤと溜息が止まりませんねw来年の手帳を使い始めるまでしばらくありますのでじっくり検討したいと思います。