Neat Design Journal

新ドメイン名決定の経緯について

こんにちは。前回の投稿で新しいブログタイトル(=新ドメイン名)を決めるのに一週間以上かかったという話をしましたが、今回はその件について深く掘り下げていきたいと思います。また、新ドメインの候補として挙がっていたものもいくつかご紹介しますので、これから新ドメインや何かのネーミングを考える方などの参考になればと思います。

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新ドメイン検討時の条件

前回の投稿でも少し書きましたが、新ドメインを考える時に私がこだわった点がいくつかありました。ブログ名とドメイン名は全く同じものにするのが大前提です。

  1. ドットコム(.com)で取得すること
  2. 日本語(例:私のブログ.com)やローマ字(例:watashinoburogu.com)は使わないこと
  3. 記号(ハイフンやドット)や数字は使わないこと
  4. できるだけ短く簡潔で覚えやすいものにすること

他にもあるにはありましたがまぁ大枠はこんな感じです。

1.ドットコム(.com)で取得すること

やっぱりドットコムは世界標準レベルで圧倒的に多いgTLD(generic Top Level Domain)なんですよね。個人・法人関係なく誰でも取得できますし何より取得費用が安い。ただ、その分取得済みのドメインが多すぎて何回も断念しようかと思いましたが、これだけは絶対に外せないと思っていましたので歯を食いしばって粘りました(笑)

2.日本語やローマ字は使わないこと

日本語を使いたいくない一番の理由は個人的にダサいと思うから。インパクトは絶大ですが、そもそもブログ名で売ろうとは思ってないのでインパクトは必要ない。メリットはありますがデメリットもあるので今回は避けました。同じくローマ字もやっぱり何かダサい。別にグローバル化を図りたいわけじゃないですけどローマ字だと海外の方にとっては分かりにくいですよね。下手したら日本人でも読めなかったりします。第一長くなるし。あと以下の記事にもありますが「ピュニコード」がダサすぎる。

3.記号や数字は使わないこと

実際にはハイフンなどの記号を使用しているドメインを使っているサイトは多いしその方が分かりやすいドメイン名になることは理解できるんですけどね。簡潔なドメイン名にしたい気持ちを持っているのでハイフンやドットを使って意味のない文字列が増えてしまうことが何か嫌でした。結果的には長いドメインになってしまったのであまりこだわることはなかったのかなとも思いますがどうなんでしょう。逆に自分で自分の首を絞めることになっていたのかもしれません。

4.できるだけ短く簡潔で覚えやすいものにすること

これについてはどうしても無理でした。理想は1単語でしたがよっぽどスラング的な単語とかマイナスイメージの単語じゃないと簡単には取得できません。1単語を諦めて2単語までオッケーということにして考えましたがこれもすぐに限界が来ました。ハイフンやドットを使えば取得できたかもしれませんが、自分で縛りを入れてたので検証できていません。ちなみに完全に余談ですが、どうしても取得したい2単語で取得できない時にある程度有効なのが先頭に「the」を入れてみることです。例えば私が取得したかったのが雑記帳を表す「random note」という単語。そのままのrandomnote.comとか複数形にしたrandomnotes.comでは取得できません。ところがtherandomnote.comにすると取得できるんです。今日現在ですけど。random-note.comでも取れますね!でもこれも無意味な文字列を増やしてしまうという意味で個人的には最終手段でした。同じ3単語ならそれぞれに意味がある単語を使いたかったんです。

参考にしたサイト

何しろ英語に関しての語彙力の欠落が半端ないのでインターネット上の英知に頼りきりでした。まずはGoogle翻訳DeepL翻訳を使って自分が思い付く限りの日本語を翻訳します。まぁでもこれだとたかが知れてますよね。そこで登場するのが以下のサイトです。

アルクの方をメインに使っていたんですが、気になる単語を検索するとその単語を使った熟語がたくさん出てきますので、その中で気になる熟語を片っ端から試していきます。今回の新ドメインのキーワードとしては例えばnoteとかnotebookとかmemoとかlogでした。日記帳とか雑記帳みたいなニュアンスを出したかったのでこれらはひと通り試してみました。あとはbaseやbox、storageとかplaceとかspaceのように○○な場所とか○○を収納する場所みたいな意味合いを持たせることも考えました。他にも個人的にかっこいいなと思っていたのがbass、sound、chord、musicなどの音楽関連用語や名詞で言えばsquare、column、bulk、index、pixel、line、形容詞ではbonny、compact、simple、thickなどでした。まだまだあるんですがこれ以上は割愛します(笑)これらの組み合わせを死ぬほど繰り返します。

まぁそれでも煮詰まってくるので終いには完全に新しい造語じゃないと無理なんじゃないかとも思い始めます。この世界に存在している既存の言葉はほとんど取得されてしまっているのではないかと錯覚します。それくらい自分の思い通りにはならない感じでした。そこで考えたのが、企業名や商品名、アーティスト名や楽曲名、タレントや芸人さんのコンビ名、WEBやPC用語などあらゆるものの名前の由来を調べて参考にして自分なりの造語を作り出すことです。

このサイトもとても参考になりました。単純に面白かった。へぇ~と思うことも多くて勉強になりましたね。で、このサイトとか見ながら思い付いた造語もいくつかありましたがやっぱり何かダサいんですよね(笑)そりゃそうですよね、素人なんだから。違和感ありまくり。造語作りは速攻却下でした。

決定は突然にやってきた

最後の方は好きなアーティストの楽曲名や歌詞の一部を無理やり英語にするとか全く意味のない造語にするとかでがっつり迷走していましたが、ふと初心に却って「日記」というニュアンスにこだわろうと思い直しました。日記はそのまま訳すとdiaryですがノート的な意味も含めるとnoteでもnotebookでも最悪memoでもpaperでもオッケーですね。でもこれらの単語は散々試してますので何回やっても自分の取得したいドメインはありません。で、あまりにも紙とかメモ的な方向に頭が行ってましたので「日記」という言葉を検索していないことに気付きました。そこでWeblio辞書で日記と検索するとdiary、daybookとありましたが下の方にひっそりと「journal」とありました。

もちろんjournalという単語は知っていましたが、どちらかというとジャーナリズムという言葉もあるように何となくジャーナルってお堅いイメージがありました。でもdiaryよりしっかりしたイメージがあるので逆にいいかもということでjournalを軸に組み立てていくことにしました。○○なjournalという感じにしようと考え○○に入る言葉をいくつかピックアップしていきます。ブログの内容的には一つのカテゴリーに特化しているわけじゃなく雑多な内容なのでそういう意味の単語をいくつか考えました。恥ずいですけど手帳に書き出しながらやってみたのでお見せします。

ちなみに左上に書いてあるのはTHE YELLOW MONKEYの楽曲から歌詞の一部を抜き出して無理くり英語にして試してみたやつです。恥ず。

キーワードとしてはcolorfulとかconciseでもオッケーでしたね。ただ、違う意味になったりあまり馴染みがなかったりとイマイチ感は拭えなかったです。

そんな感じでページをめくるともう次のページでは決定してますね(笑)あまり覚えてませんが恐らくsimpleから派生してneatに辿り着いたと記憶しています。意味と語感ですぐに気に入ったと思います。やっぱり最後に決まるものって何の違和感もなく意味的にも読み的にも字面的にも最高だったなと思ってます。こうして無事に決定となりました。

候補だったものをいくつかご紹介します

結構本気で決定しようという寸前のところまで行ってたのが4つほどありますので、ご参考までに紹介します。

  1. Scrawl Note(scrawlnote.com)
  2. Minimum Note(minimumnote.com)
  3. Blues Chord(blueschord.com)
  4. Pixel Chord(pixelchord.com)

1.Scrawl Note

Scrawlには書き殴るとか走り書きという意味があります。正確に言うとすればscrawled noteだと思います。走り書きされたノートみたいな意味です。やめた理由はscrawlが読みにくいし書きにくいから、あとは意味が分かりにくいからです。

2.Minimum Note

Minimumは最小限のという意味ですが、simpleが使えなかったので無駄を省いたという意味で考え付きました。ただ、綴りに「m」が多いのと意味的に若干違う気がしてやめました。

3.Blues Chord

chordは音楽用語のコードという意味なのでblues chordはブルースのコードという意味になりますかね。字面と読み方はめちゃめちゃ格好いいと今でも思いますが、そもそもブルース詳しくないしそんな内容のブログではないのでやめました(笑)

4.Pixel Chord

これは造語です。ピクセルって言いやすいのと音の感じが好きでした。これにその時自分の中で流行ってたchordを組み合わせてみました。でも造語って何かしら意味付けがないとなんのこっちゃって感じなのでやめました。

その他

その他にも取得オッケーなドメイン名がいくつかありましたので、参考にはならないと思いますがお見せします。私の迷走ぶりを知っていただくにはちょうどいいかなと思います(笑)

四字熟語をローマ字読みしているものもありましたね。それにならなくて本当に良かった。

最後に

いかがでしたでしょうか。今回かなり真剣に考えた一週間でしたが、ネーミングってとてもじゃないけど仕事にはできないなって思いました。コピーライターさんとか商品開発関連の方とか他にも企画のアイデアを出す方とか尊敬します。とにかく一から新しいものを作り出すってことがこんなにも大変なんだってことが身に染みて分かりました。でもそのおかげで簡潔で分かりやすいものにできたんじゃないかと自己満足感で満たされていますのでこれからもこのタイトルで長く続けていこうと思います。

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